競馬暗黒時代の終焉、そしてさらに闇は深く

今年はそんなに人が入らなかったそうなんですが、ゴール前の人口密度は去年以上。おまけに人が動かないもんだから、馬券買いづらいったらありゃしない。そんなわけで馬券の売上も去年以下。無駄に人を集めて盛り上げたって、馬券なんか売れるわけありません。でも、収入は増えたのかもね。払い戻さない人が多いから。

レースそのものは見飽きたレースそのまんま。今までと同じで感動すらなくて、リプレイ見ているようでした。やるきの無い馬と騎手の予定調和。いつから競馬はシナリオが腐ってるプロレスのように八百長くささが漂うようになってしまったんでしょうかねぇ。

昔テイエムオペラオーが勝ち続けている時、同じメンバーでいつも同じようなレースで競馬が盛り上がらないと言われた時期がありました。それよりもさらに悪化しているのが現在の状況でしょう。それを無理矢理盛り上げた結果がこのていたらくです。あの時代は競馬暗黒時代(苦笑)とも言われていましたが、この2年もまさに競馬暗黒時代でした。レースを盛り上げるために一頭の馬を祭り上げ、まるでその馬に挑む事を拒むような雰囲気を作り、気の抜けたレースになる。つまらないレースと書かれるのを恐れるあまり、さらに祭り上げてなおさら触りづらくして、さらにレースがつまらなくなる。その悪循環の繰り返し。あんな何回も見せられて感動できる人は、競馬をもう一度きちんと勉強しなおした方がいいですよ。(1回?2回ならまだわかるが)
ついでに言うと、困難を克服しとか言われるけど、結局ドーピングであることに変わらないんですから、そこを忘れないように。世の中アスリートでドーピングして次回に飲まなかったからOKだったのを、困難を克服とか言うことは無いんですから。おまけに、日本のローカルルールではそのドーピングも許可されているんですよ(笑)こんなのを応援する、という気持ちがわからん。踊らされている感たっぷりで、よくもまぁみんな感動できますよね、客まで薬漬けにされているのか?

正直、一番の被害者は武豊だったと思うんですよね。いくら邪魔されないとわかっていても必ず勝たねばならない重圧背負わされながらの2年間は辛かったと思いますよ。今後の騎乗に影響が無いことを祈るだけです。長い正月休みになりますが、ゆっくり休んで欲しいもんです。

世の中には自分のような論調の人も結構いて、これが終わって一安心、元に戻るとかいう人がいますが、事態は以前よりもっと悪化していることに気付くべきだと思います。このせいで競馬がつまらなくなった人はかなりいるはずです。正直自分も中央競馬への嫌悪感がこれで増しましたし。ここ2年で中央の競馬場に行くのもつまらなくなってきました。仲間に会うのだけが楽しみかな。馬券はあんまり買う気がしなくなってます。代わりに地方に行く機会が増えて、馬券はそっちで楽しむ事が増えましたね。