半分以上はなるほどね

発売日前なのかもしれませんが、府中には並んでいました、この本。雑誌は買う気がしないのですが、連載ネタをまとめたこの本なら是非買いたくて待っていました。それにしてもすごい表紙ですね。
主催者様に喧嘩売ってるスタンスについては一部同じで、一部全く違う感じです。読んでいて思うのは、この人は本当に「競馬とレース」の求道者なんですね。とにかくこの2点についての考察と追求は深い。それに対して環境的なサービスについての追求は競馬とレースに比較するとかなり浅い。その違いは、おそらく競馬場で本当に真剣に一日ひたすら競馬を打っているタイプと、一日の中で馬見てレース見て、それ以外に食べ物食べてイベント見て、もらうものもらって、売ってるもの買って、と遊び倒すタイプの楽しみ方をするタイプとの違いが出ているのでしょうね。まぁこの方が後者だったらそれはそれで怖いですが。
そういう意味では「一ファンとして競馬場で毎週競馬打っている」という姿の幅がかなり狭い(レースと馬券以外あまり見ていない)ので、ライトファンのイメージがちょっとズレているところはありますが、その分本道である競馬とレースへの追求が厳しいので、役に立つ話が結構あります。
ただ、だいたい最後はやっぱりこの方でもなんとなく専門家相手だと丸め込まれちゃうんだなぁ、という感がぬぐえません。もしかしたら丸め込まれる感が出ていることが大事なのかも。徹底的に叩いて問題が明確になっちゃって、掲載拒否になったネタもあったのかもしれませんね。