真打披露その1

今年は一門で真打が何人か出るということで、今日はその一人目のお披露目公演を見に行ってきました。口上を聞くのは久しぶりですね、歌舞伎とかと違って、面白おかしくやってくれるので楽しいです。出身が青森の方ということで、入口もこんな感じに。肝心の噺はおめでたいお話ということで、阿武松(おうのまつ)という相撲の出世噺。
お相撲といえば、大変なことになってますね。元々自分は相撲は公平なルールがある「スポーツ」ではなく、ストーリーにある程度幅を持たせた「プロレス」だと思っているので、まぁいろいろ無理矢理盛り上げることをするのだと思っています。そもそも「興行」ですものね。でも今回の件は別のようですね。
この話題がテレビなどで出る度に師匠の言っていた事を思い出します。落語家といえども弟子を取るということは、大切な人様の子供を預かること。それをちゃんと意識して弟子を育てなければならない。
その事は今も昔も変わらないはず。マスコミが騒ぐからとか協会に迷惑をかけたとか、そんな事とは全く関係ない常識です。